1. HOME
  2. 事業案内
  3. 受託研究事業
  4. PCR非阻害型ウイルス不活化液

受託研究事業

Contract research

受託研究事業

PCR非阻害型ウイルス不活化液

現在、新型コロナウイルスへの感染をPCR検査で確認する際には、唾液など検体中のウイルスを不活化(感染しない状態に)させてから郵送する必要があります。個人宅で採取出来る簡単な唾液検体を使ったPCR検査が望まれており、多くの医療機関や民間企業が参入していますが、今年度に入って、郵政省は郵送形態や容器を指定すると同時に、不活化の出来ていない検体の輸送は行わない方針を明確に示しています。しかし、検体に不活化液を添加すると、一部のPCR検査の精度が極端に低下することが課題となっています。このことから郵送対応を控える機関も見られ、このままでは今後のPCR検査の数に大きく影響すると予想されます。

現在SARS-CoV-2のPCR検査手法としては、主にRNA抽出法とダイレクト法が用いられています。RNA抽出法はPCR試薬を検体に入れる前に核酸(RNA)を抽出する方法で、ウイルス不活化液の影響を受けず精度が高い反面、検査者の技術が必要であり、抽出の分時間もかかります。一方でダイレクト法は検体(鼻腔液や唾液)にPCR試薬を直接入れるので検査者の技術はそれほど必要ではなく、抽出作業が無い分 時間も短時間で済みます。しかし、ウイルス不活化液の影響を受けることから精度が低くなるという欠点が指摘されています。
現在の民間企業PCR検査はダイレクト法のほうが主流だと言われておりますが、ウイルスを不活化し、そのまま高精度でPCR検査が出来る試薬が無いことから、開発を求める声が高まっておりました。

当社は、北大阪ほうせんか病院様からのお声がけをいただき、検査結果に影響を受けることなくダイレクト法にてPCR検査を実施出来るウイルス不活化液を開発致しました。これにより、ウイルスを不活化したままPCR検査が出来ることから、検体の郵送時や持込時、受け入れする医療現場 それぞれの安全を確保しつつ、PCR検査時間も短縮することが可能になります。本不活化液につきましては、北大阪ほうせんか病院様にて臨床検体を用いた試験を終え、本不活化液がPCR検査結果に有意な影響を与えないことを確認しております。
現在、タカラ社のダイレクトPCR機、東洋紡社のダイレクトPCR機において、VisInactがPCR検査の精度を阻害しないことが確認されています。(他社のダイレクトPCR機においても有効と考えられますが、実検体を用いた評価は現在実施中です)
本不活化液が医療機関や民間企業に展開することで、簡易に安全なPCR検査が多くの人向けに行われることを目指して参ります。

VisInact取扱説明書   VisInact性能   ViaInact安全データシート   VisInactプロトコール